とっさの判断
私は最近整骨院に通っている。以前整形外科でレントゲンを撮った時、「あんた背骨がS字に曲がってるで」と言われたのだ。それが原因で、腰や足まで痛くなっているらしい。
とゆうことで整骨院に通っている。鍼治療も同時にやっているので、そのうち背骨も真っ直ぐになるだろう(希望的観測)。
さて、今日も整骨院に行ってきたのだが、そこにヨチヨチ歩きの男の子がいた。お母さんは施術中で、施術室と待合室を行ったり来たりと動き回っている。元気な男の子だ。
が、その子が電気ストーブに近づいて行った!あぶない!
すると、近くにいた整体師さんが、電気ストーブを持ち上げて隅の子供が行けない場所に移動させたのだ。
素晴らしい判断だと思った。私だったら子供を抱きかかえてストーブから遠ざけていただろう。きっと子供はギャン泣きだ。
スゴイね。とっさの判断で優しさと気配りの行動ができるのだ。それに比べて、わたくしは、何も出来ずに椅子に座っていた。
寄る年波で反射神経が…とか言っている場合ではない!いや、確かに反射神経は極端に悪くなってるし判断力も鈍っている。が、子供が危ない場面で動けないってのは情けない。
反射神経と行動力を強化するために…は、何をすれば良いんだろう?写真を撮る時にもっと頭を使う?そ、そんなことしか思いつかんぞ。
- 頭を使って写す前の、なんも考えてない散歩写真 -
時代の波に流されて
私は電話が嫌いだ。なんと言うか、こっちの事情はお構いなしで傍若無人にかかってくる。出来ることなら電話線を引っこ抜きたいぐらいだ。携帯電話なんかもってのほかである。当然私は持っていない。何が悲しくて電話なんか持ち歩かなきゃいけないんだ。
しかし、そう言ってゴネているのにも限界がきた。ついに、携帯電話を持つ事になったのだ。
理由は色々あるが、一番の理由は緊急時の連絡だ。
私ももう年である。いつ何が起こるか分からない。路上でぶっ倒れることがあるかも知れない。あるいは、道端で死にかけてる人に出くわすかも知れない。そんな時に悠長に公衆電話を探していたら手遅れになってしまう。携帯電話があればささっと救急車を呼べるのだ。
そして、私の携帯入手を後押ししたのが『LINE』というアプリの存在だ。メールと掲示板が合わさったようなアプリらしい。
とある悪魔がささやいた。
「最近はみんなLINEで済ませてるよー。携帯番号は教えなくてLINEだけにしとけば電話はかかってこないよー」
そーなんだー。電話はかかってこないのかー。
さらに、使わなくなったiPhoneを安くで譲ってくれる人まで現れた。
と、ゆうことで、ついに携帯電話を持つ事になった!
ほいで電話屋さんと契約して使えるようにした。LINEとやらも入れて電話じゃなくてLINEでやり取りできるようにした。
電話がかかってこないのならこっちのもんだ、手に入れたからには活用しよう。実は、携帯電話の地図アプリだけは欲しかったのだ。私は極度の方向音痴である。年がら年中迷子になっている。しかし地図アプリがあれば迷子になることはない!しかも、なんだかんだすれば道案内までしてくれるのだ。これは鬼に金棒ではないか!!
早速地図アプリを立ち上げてゴニョゴニョしてみた。『神社』とゆうキーワードで検索してみたのだ。私は神社が大好きなのだ。
そしたらあなた、メチャクチャ出てくるのよ。神社って意外と多いんだね。ほんで、も一つ意外だったのが、私の散歩コースや職場の帰り寄り道コースに点在している神社、ほとんど行ったことがある。
歩いていて神社がありそうな場所を見つけたら、たいがいそこまで足を伸ばすのだが(なんとなくそれっぽい場所や急に緑が増えているところとかね)、行動範囲にある神社はほとんど網羅していた。
しかし!行ったことが無い方面にも神社は山ほどある。神社だけではない、色々と面白そうな場所もあるはずだ。
私はよくGoogleマップやらで面白そうな場所を見つけてはそこを目指すのだが、まともにたどり着けたためしが無い。繰り返すが私は極度の方向音痴だ。
しかし、地図アプリがあれば問題なくたどり着けるだろう。目的もなく歩いていても、その近くの面白い場所が分かるかも知れない。
いや〜携帯電話って、電話さえかかって来なければ面白い道具だねー。
- 最近の散歩写真 -






電話が鳴ったんやもん
これは先日、私の職場で実際に起こった話です。
職場の内情を赤裸々に語るのもアレなので、その辺はごまかしたり変更したりしますが、語られている出来事は本当の話です。
それでは参りましょう!
- 不思議な話 - 『電話が鳴ったんやもん』
関西のとある町外れ。そこにある四階建ての建物。そこに私は勤めている。私がいるのは三階だ。
時刻は夜の7時。ほとんどの社員は帰ってしまい、残っているのは私を含めて3人だ。私、それにA君とB君。残業をしているのだな。
そして、A君がひと足先に帰ることになった。
「もうちょっと残業していけやー」「まだ早いがなー」我々の言葉には目もくれず、薄情なA君は帰ってしまった。
残った二人でガサゴソ仕事してたらB君が…「あぁっ、やってもーたぁー」
ドンガラガッシャーン! クチャ ペチョ
机をひっくり返してしまったのだ!
「お前何やってんねん!」
「しゃーないがな!」
「うわっ書類メチャクチャやん」
「お茶こぼれてベチャベチャやん」
「机起こさな色んなもんが下敷きやん」
てんやわんや てんやわんや
我々がてんやわんやしていると、帰ったはずのA君が戻ってきた。帰り支度はすっかりすませている。「どないしたん?机ひっくり返したんか?」
「あれ?なんで戻ってきたん?」
「いやいやいや、電話がかかってきたんやがな」
「何の電話やねん?」
「お前らがかけたんちゃうんか?」
「何の話やねん」
A君の話はこうだ。
ロッカーで着替え終わって帰ろうとした時、1階にある食堂の電話が鳴ったそうだ。こんな時間になんで食堂の電話が?不審に思って電話に出てみると…
私とB君の声が聞こえてきたそうだ。
ドンガラガッシャーン!「お前何やってんねん!」「しゃーないがな!」「うわっ書類メチャクチャやん」「お茶こぼれてベチャベチャやん」「机起こさな色んなもんが下敷きやん」
受話器から、机をひっくり返しててんやわんやしている我々の声が聞こえてきたそうだ。……そんなアホな。
「そんなアホな。俺らの声が1階まで響いたんと違うんか?」
「1階まで声が届くかいな。電話が鳴ったんやって。お前ら食堂に電話かけへんかったか?」
「食堂なんかに電話するかいな。俺らてんやわんややったんやぞ」
「ほな何でお前らの声が聞こえてくるねん!」
「聞き違いちゃうのか?電話なんか鳴ってないやろ」
「ホンマに鳴ったんやって!間違えてリダイヤルとかしたんちゃうんか?」
「どーやって間違うねん。てか食堂になんか電話かけたことないぞ。ホンマなんか?」
「ホンマやって!電話が鳴ったんやもん!!」
A君は、そんな嘘をつく人間ではない。では、なんで我々の声が受話器から聞こえてきたのか?そもそも誰が電話をかけたのだ?何だ、この現象は?
座敷童のいたずらだ。私はそう解釈した。机をひっくり返したのも座敷童のいたずらだ。そーだそーだきっとそーだ。
そうゆうことにしておこう。
- 不思議とは関係ない最近の写真 -







